「県庁」の削減対策

「県庁」の削減対策について紹介します。
目次

1 県庁の温室効果ガス排出状況

県庁の令和2(2020)年度の温室効果ガス排出量は7.56万t-CO2(非エネルギーに係る排出は除く。)で、県内でも上位の大規模排出事業者です。排出の内訳は、系統電力の使用によるものが7割、庁舎燃料等の化石燃料の使用によるものが3割を占めています。

2 削減目標

県内事業者への波及を期待し、県庁は率先して2030年度までに2013年度比▲80%削減を目指しています。(非エネルギーに係る排出は除く。)

3 「とちぎ県庁ゼロカーボンプロジェクトアクションプラン」の策定

県は、令和5(2023)年3月、「とちぎ県庁ゼロカーボンプロジェクトアクションプラン」(以下、「アクションプラン」とする。)を策定しました。アクションプランとは、「2050年とちぎカーボンニュートラル実現に向けたロードマップ」に掲げた重点プロジェクトに基づき、2030年度までの実行計画として目標とその方策を定めるものです。

4 具体的取組

県庁の温室効果ガスの排出状況を踏まえ、目標の達成に向けて次のとおり取り組んでいきます。

(1)電気使用量をへらす(省エネ)

  • 照明のLED化
  • 電気式空調設備の高効率化

(2)グリーン電力をつくる(創エネ)

  • 太陽光発電設備の設置

(3)化石燃料をかえる(燃料転換)

  • 石油系燃料使用設備の電化・ガス化
  • 公用車のZEV化 

(4)その他の取組

  • 栃木県環境マネジメントシステム(EMS)
  • 県庁スマートエネルギーマネジメントシステム(エネルギーの見える化)
  • 栃木県グリーン調達推進方針
  • 栃木県鹿沼太陽光発電所の運営