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再生可能エネルギー

このページでは、栃木県の再生可能エネルギー導入状況等について紹介します。
目次

1 再生可能エネルギーとは

 再生可能エネルギーとは、太陽光や水力、風力、地熱、バイオマスといった自然界に常に存在するエネルギーのことです。再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出せずに私たちの生活に必要な「電気や熱」を生み出すことができるため、カーボンニュートラルの実現には不可欠なエネルギーです。
 また、自宅の屋根に太陽光発電設備を設置し、発電した電気を自宅で使うことは、単に温暖化対策として有効であるだけではなく、毎月の光熱水費を節約できたり、地震や台風などの災害時に、停電した場合でも電力を使うことができたりするなどのメリットもあります。

「再生可能エネルギーの利用によるカーボンニュートラル実現のイメージ」

2 県内の導入状況等

 県内は、冬の日照時間が比較的長いことなどから、太陽光を中心に再生可能エネルギーのポテンシャルがあります。
 2022年度時点における、県内の再生可能エネルギーの導入容量は約296万kWで、そのうち太陽光発電が253万kW(約85%)、水力発電が35万kW(約12%)、バイオマス発電が8万kW(約3%)、風力発電が0.1万kW(約0%)、地熱発電が0.0014万kW(約0%)となっています。
 県は、カーボンニュートラルの実現を目指す2050年までに、将来予測される電力需要量をすべて再生可能エネルギーで賄うことを目指し、2030年までに420万kW、2050年までに900万kWの導入を目指します。

3 再生可能エネルギー導入の支援

 県は、再生可能エネルギーの導入を推進するため、県民・事業者の皆さまが行う設備の導入に対する支援を行っています。詳細は、個別のページをご確認ください。

(1)住宅向け

(2)工場・オフィス向け

(3)発電事業者等向け

4 再生可能エネルギー導入の課題

 一方、再生可能エネルギーの導入に伴い、森林伐採や大規模な土地の造成が行われることについて、地域住民や環境保全団体などのステークホルダーが強く反発し、事業計画が頓挫する事例が発生しております。
 そこで、県は、太陽光発電事業者による適切な事業実施のための自主的な取組を促し、防災、環境保全、景観保全等の面から太陽光発電施設と地域との調和を図ることを目的とした指導指針を策定しております。

 また、太陽光発電設備は、災害等によって浸水・破損した場合でも発電を行う可能性があるため、破損箇所等に触れると感電する危険性があります。風水害の被害にあった太陽光発電設備にはむやみに近づかずに太陽光発電設備の事業者や管理者へ連絡してください。